株式会社旭コーポレーション 様インタビュー

導入製品：ふくろう仮設資材レンタル

株式会社旭コーポレーション 様

2022年末に「ふくろう仮設資材レンタル」を導入されたばかりの株式会社旭コーポレーション様。複数の競合製品を比較検討された中で最終的にふくろう販売を選択された理由や、導入後の効果および活用状況などを伺いました。

導入製品の詳細は以下でご確認いただけます。資料ご請求＆体験版お申込みもご検討ください。

足場工事を主力とする中で、レンタル専用の足場資材（次世代足場など）を導入しました。このレンタル専用材料の運用開始に伴い、自社の収益構造を明確にするため、以下の課題が浮上しました。

・原価と利益の正確な把握・・・膨大な資材について、いつ、どの現場で、何日使ったかという稼働実績を正確に追跡し、その使用期間に応じた資材の原価を正確に算出する必要がありました。この原価計算を基に、工事ごとの利益を明確に把握することが経営上の最重要課題でした。
・部門間収支の明確化（社内レンタル）・・・自社で保有するレンタル資材を、社内の工事部門へ貸し出す「社内レンタル」という運用形態を確立。資材を借りているレンタル部門と、工事部門の間で適正なレンタル料を算出し「社内売上」を計上することで、部門間の収支を明確化する必要がありました。

課題に挙げた複雑な要件を満たし、かつ費用対効果の高いシステムを求め複数の競合製品を比較検討した結果、最終的に「ふくろう仮設資材レンタル」の一択となりました。

・費用対効果・・・他社システムと比較し、初期費用とランニングコストが圧倒的に安価であったことが決め手となりました。事業初期段階であり、補助金を最大限に活用できる費用感が重要でした。
・原価計算機能・・・レンタル資材の原価計算まで実行でき、原価と稼働率を正確に把握するための独自の計算ロジックに柔軟に対応できた点が、システムの必須条件に合致しました。
・導入形態の決定・・・初期費用を抑えるためにクラウド型を選択しました。オンプレミス型も検討しましたが、「まずはスモールスタートで事業を安定させる」という経営判断に基づいて決定しました。

１．経営の根幹を担う原価・利益管理の確立
ふくろう仮設資材レンタルを中核とすることで、工事部への貸出実績に基づき、メーカーへの原価を正確かつ迅速に算出できるようになりました。

・精度の高い収支管理・・・レンタル部門から工事部門への売上（材料費）（工事部門から見ると費用）と、人件費を含むその他の経費を総合的にチェックし、現場ごとの収支状況を毎月確認できるようになりました。
・迅速な経営判断・・・赤字リスクの高い現場に対しては、迅速に営業サイドと連携し、追加請求などの対応を行うことで、利益の確保に貢献しています。算出されたデータは、資材の稼働率の証明にも使用され、継続的な運用計画における重要な根拠となっています。

２．運用面とアステムのサポートへの評価
導入当初、整備単価登録や商品マスタ登録などの初期設定に複雑さを感じたものの、ベンダーであるアステムのサポート体制によりスムーズに運用が定着しました。

・柔軟なカスタマイズ対応・・・見積入力の摘要欄の文字数拡張など、現場の要望に基づいた微細な修正を迅速に対応してもらえた点を高く評価しています。
・サポート体制・・・日常的な質問やトラブル対応における回答の速さと、きめ細やかなサポート体制が、システムの継続的な利用を支える要因となっています。

業界の課題と安全管理の徹底

厳しい採用環境に対し、大卒採用の強化や、社員紹介制度、充実した福利厚生（入院保険、ジム利用補助など）を通じて、定着率向上と採用力強化に努めています。また、次世代足場の導入や安全管理教育の徹底により、職人の安全と工事の品質を確保し、正当な価格で受注できる体制を維持しています。

さらなる効率化への期待

現在は現場での資材の入出庫管理を紙や写真に頼っているため、今後はRFIDタグのような技術を活用した、安価で確実な自動検品システムの登場を期待されており、システムの更なる進化と連携に意欲を示しています。